目次

これからの暮らしと、挑戦と。

明けましておめでとうございます。

去年末から続く改修工事が、いよいよ本年中に竣工する運びとなりそうです。

築85年以上という歳月をまとってきたこの家が、最新の設備や断熱改修を得て、新たな息吹を吹き込まれる瞬間がすぐそこまで迫ってきました。

昔ながらの差し鴨居や天井板が伝える“時の重み”はそのままに、今度はどんな日常が始まるのか——

ここでの暮らしが、私たちにさらに深い学びや発見をもたらしてくれるだろうと、期待が膨らみます。

1. 改修工事がもたらす新たなステージ

改修そのものはまだ中盤~終盤を迎えた段階ですが、耐震・断熱・水回りなどの機能面はだいぶ整ってきています。

先日の記事でご紹介した“AIエージェント化”や“IoT機器の導入”についても、現場で配線や配管の現場確認を行いながら少しずつ構想・準備を進めています。

田舎の古い梁や狭い床下空間を活かしつつ、モジュール型のデバイスを空間に挿入する形になるため、単なる“便利グッズ”とは違う面白さが出てきそうです。

2. 新年の抱負

  • ドローン操縦士の免許取得(一等無人航空機操縦士)
    改修工事がひと段落して屋根や外回りを点検する際、ドローンが使えたら随分と効率が上がるのではと思い、操縦士資格に挑戦するつもりです。畑や周囲の状況観測にも活かせるかもしれません。筆記試験は合格しているので、あとは実技試験の受験のみとなりました。

  • 電気主任技術者試験の合格
    今回のリノベーションに伴って電気系統を触れる機会が増え、より深く勉強したいと感じました。将来的に発電・蓄電システムを自ら自主施工で導入したり、家をスマートホーム化するには必須の知識になると考えています。

  • さらに進むスマートホーム化
    照明やエアコンだけでなく、家の各所にセンサーを設置してデータを集め、AIが予測や提案を行うシステムを少しずつ構築していきたい。環境制御だけでなく、防犯やエネルギーマネジメントの面でも可能性を探りたいと思っています。

  • 田舎ならではの実験やDIY
    せっかく自然豊かな場所に住んでいるので、農的な暮らしや料理、さらにはお庭づくりのような“田舎DIY”に挑戦してみたいです。広い敷地を活かして、いろいろ実験できるのは地方暮らしならではの醍醐味ですね。

3. 学びの過程をコンテンツに変える

今回進めているIoT化やAI導入、そして資格取得への取り組みは、いずれも新しい技術や知識との“格闘”といえます。そこで私たちは、その学びの過程をそっくりコンテンツとして発信していこうと考えています。具体的には:

  1. ドローン操縦学習の記録
    どの教材を選ぶのか、実際の試験や練習で苦労した点、合格後に購入する機体や飛行させるための手続き、屋根の点検がどう変わるかなど、実用性も含めてリアルタイムでシェアします。

  2. 電気主任技術者試験への挑戦
    こちらもテキストや問題集のレビュー、試験当日の体験談などを細かく発信。合格を目指す中で学んだ“電気設備の本質”が、スマートホーム実現にも直結してくるはずです。

    電気主任技術者に加えて、電気通信主任技術者も魅力的ですね。

  3. スマートホームの自己流構築手順
    小さなセンサーを設置するときの配線や取り付けにまつわる苦心、機器同士がうまく連携しないときのデバッグ方法、AIエージェントがデータをどう活かすか……成功も失敗も含めて表に出します。

これら一連のチャレンジは、通常なら“舞台裏”で完結してしまいがちですが、それこそが学びの宝庫。自分たちが手探りで覚えたテクニックやノウハウをコンテンツ化することで、同じような興味や課題を抱える方々と情報を交換し合いたいと思っています。

4. 住まいを快適にするために

前回の記事では、「家全体をAIエージェントのように制御するビジョン」や「IoT機器の導入」をざっくり予告していました。ただ、具体的にどんなデバイスを使うのか、まではしっかり触れていなかったんですよね。実は、下記のような機器を導入しようと考えています。

  • SwitchBot
  • Nature Remo
  • Amazon Alexa
  • Muiボード
  • Panasonic リンクプラス
  • ChatGPT(連携)

改善しようとしている点は、それぞれがメーカー純正の管理アプリを持っている点です。アプリの切り替えだけでも結構面倒ですよね。そこで私たちは「メーカー横断的に管理できる自作アプリ」を作ろうと企んでいます。複数の機器を一括で制御・監視し、データもまとめて解析できるような仕組みがあれば、より便利かつ、家全体を見通したスマート化が進めやすいと考えているからです。

5. 使用するコーディングツール:ChatGPTとCursor

実はこの「自作アプリ」の開発や、その他のプログラミング作業で、ChatGPTやCursorといった生成AI系のコーディングツールをしれっと活用していたりもします。

まだまだ試行錯誤中ですが、アイデア出しからコードの下書き補助まで、信じられないほど高効率なサポートを得られる場面も多く、開発がスムーズに進むこともしばしば。

もちろん最終チェックや仕上げは自分自身の知識と手作業があったほうが安心ですが、こうしたAIツールの存在は、もはや新しい生活スタイル・学習スタイルの一部と言っても過言ではありません。

さらに、CI/CDパイプライン(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)も導入中です。コードをプッシュすれば自動テストやデプロイが回る仕組みが整いつつあり、バグを見つけて修正しやすい環境になっています。こうした取り組みを今年は一層高度化し、開発フローをもっと効率的かつ安定的に回していく予定です。

AIコーディングアシスタントのサポートも合わせることで、開発効率や品質はもちろん、セキュリティ・可観測性の面でもより高い水準を目指せるはず。結果として、誰でも安心してコミットし、新しいアイデアを素早く形にできる環境ができあがれば、スマートホームの進化にもいっそう拍車がかかるだろうと期待しています。

6. 学びの過程もコンテンツへ

改修工事の記録だけでなく、新たに導入するデバイスのセットアップや、自作アプリ開発のあれこれ、資格取得の学習プロセスなども含め、「やってみたらこうなった」という実践的な話をコンテンツとして発信していくつもりです。

小さな失敗や手探りの時間だって、同じように興味を抱く人の参考になるかもしれません。

7. 最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今年は、こうしたテック要素満載の田舎暮らしに加え、一等無人航空機操縦士の免許電気主任技術者試験などを通じて、「どれだけ学びを実生活に落とし込めるか」を探求する一年にしたいと考えています。

小さな失敗も含めて、すべてが新しい挑戦の種。次回の記事も、ぜひお楽しみに。