こんにちは、なんでも屋の夫です。
今日はパナソニックの新製品「AiSEG3」の紹介になります。
家庭での電力の使い方が大きく変わりつつあります。
太陽光発電の普及やエネルギー価格の高騰を背景に、「自宅で創った電気はできるだけ自宅で使う」自家消費や、住宅のエネルギーを賢くコントロールするホームエネルギーマネジメント(HEMS)がより一層注目されています。
こうした流れの中、パナソニックの最新HEMS中核機器「AiSEG3(アイセグ3)」が2025年3月に発売されます。
本記事では、このAiSEG3の技術や機能、使いこなし術、そして従来モデルからの進化ポイントまでを、一般の方にも分かりやすく丁寧にご紹介します。
1. AiSEG3とは何か?家庭に知能をもたらすHEMSの頭脳
パナソニックのAiSEG3は、一言でいうと「家の知能」です。
HEMS(Home Energy Management System)の中核を担うコントローラーで、家じゅうのエネルギーや機器をネットワークでつなぎ、AI(人工知能)の力で最適に制御してくれます。
初代AiSEGは2012年に登場し、以降多くの住宅で使われたデータ(約24万件)を蓄積してきました。
そうしたビッグデータと経験をもとに、第三世代のAiSEG3ではエネルギー活用効率や使い勝手が飛躍的に向上しています。
「AiSEGって何をするものなの?」と思う方もいるでしょう。
AiSEG3は、太陽光発電や蓄電池、エコキュート(家庭用給湯器)、エアコン、照明、そしてスマートメーターなど家庭内の様々な設備・家電を一元管理します。
エネルギーの見える化(どれだけ発電し、使い、売電しているかの表示)から、遠隔操作や自動制御、さらに省エネ最適化までを担う、まさにスマートホームの司令塔なのです。

2. AiSEG3の特徴とキー技術
最新モデルのAiSEG3には、家庭のエネルギー活用を一段と便利・効率的にするための様々な新技術が詰め込まれています。ここでは主な特徴を順に見ていきましょう。
AIが電力をかしこくコントロール – 「AIソーラーチャージPlus」
AiSEG3最大のトピックは、AI(人工知能)を活用した電力制御の高度化です。
特に太陽光発電の有効活用については、新機能「AIソーラーチャージPlus」が登場しました。
これは天気予報や日射量データに基づき、翌日の日照や発電量を細かく予測して家中の機器の動きを調整する仕組みです。
具体的な例を挙げましょう。
太陽光で発電した電気を無駄なく使い切るため、エコキュート(電気温水器)によるお湯の沸き上げ時刻をAIが自動でコントロールします。
AiSEG2(前モデル)では「翌日晴れ予報なら昼に沸かす/晴れ以外なら夜間電力で沸かす」という2通りの制御でしたが、AiSEG3ではさらに賢くなっています。
多少雲が出る予報の日でも「日射量的にお昼に沸かした方がトク」とAIが判断すれば昼間沸き上げを実行してくれるのです。その結果、太陽光の自家消費率が大幅に向上し、家庭内で再生エネルギーを76%も活用できるようになりました。これは電気代の削減にも直結します。
さらにAiSEG3のAIは、各家庭の電力使用パターンも学習しています。過去の平日・休日ごとの消費データや天候データをもとに、明日の電力需要を高精度に予測。必要に応じて蓄電池への充電・放電も細かくパターン分けして調整します。
たとえば非常時(停電など)に備えて蓄電池残量を確保しつつ、平常時はできるだけ安い深夜電力や余剰太陽光で充電する、といった賢い制御が行われます。
AIが24時間365日おうちの電気をお任せ運転してくれる──まさに未来型の省エネサポートと言えるでしょう。
家電も設備も一括操作 – シーン制御とIoT連携
次に、IoTによる家中機器の連携です。
AiSEGシリーズはもともと、エアコンや照明、床暖房から宅配ボックス、玄関ドアホンまで、様々な住宅機器をネットワークにつないできました。
スマートフォン用の「スマートHEMSサービス」アプリを使えば、外出先からエアコンをOFFにしたり、スマホで湯沸かし予約を入れたりといった遠隔操作も可能です。
万一の火災時には火災警報器と連動してスマホに緊急通知が飛ぶなど、防災・防犯面でも安心です。
AiSEG3では、そうした機器連携機能(HOME IoT機能)がさらにパワーアップしています。
まず特筆すべきは「シーン制御」という一括操作機能の拡充です。シーン制御とは、複数の機器の動作をあらかじめシナリオ登録し、ワンタッチで実行できる機能のこと。
例えば「おやすみ」シーンを設定しておけば、就寝前にボタン一つで家中の照明とテレビを消し、エアコンを省エネモードに切り替える…といった操作が一度で済みます。
このシーン登録数が、AiSEG3では最大48シーンと大幅増強されました(前モデルAiSEG2は8シーン)。
これにより、より細かな生活パターンに合わせた自動制御が可能です。たとえば平日・土曜・日曜や四季ごとに細かくシーンを作り分け、それぞれ照明や空調の動きを変える、といった設定もできるようになります。
仕事の日と休日で家の過ごし方が違っても、季節で日照時間や気温が変わっても、AiSEG3なら柔軟に対応できるというわけです。
「朝は自動で給湯ON、平日昼間は省エネモード、夜は照明とエアコンを快適設定」など、生活シーンに沿ったオーダーメイドの自動運転がどんどん作れます。
結果、ユーザーがいちいち操作しなくても済む場面が増え、便利さと省エネが両立します。
またAiSEG3は、パナソニック製品に限らず他社製の対応機器とも連携できるオープンなプラットフォームです。
AiSEG2の時点で既に25社・34種類もの住宅機器と接続可能でした。
AiSEG3でもその路線を引き継ぎ、エコキュートについてはパナソニック製以外(例:コロナ社やダイキン社製)でもAIソーラーチャージ機能が使えるようになっています。
今や家中の機器をメーカーの垣根なくトータルコントロールできる時代。
AiSEG3は家庭内IoTハブとして、その中心に位置付けられる存在なのです。
EVや蓄電池とも賢く連動 – クルマが家の巨大バッテリーに
注目のポイントの三つ目は、電気自動車(EV)や家庭用蓄電池との連携強化です。
昨今、EVを家庭の蓄電池としても活用する「V2H」(Vehicle to Home)が注目されています。
AiSEG3はパナソニックのV2Hシステム「eneplat(エネプラット)」などと連動し、EVを賢く使いこなします。
具体的には、普段の車の利用に支障が出ない範囲でEVのバッテリーを家庭用電源として活用します。
例えば日常の通勤や買い物に必要な充電量は確保しつつ、余裕のある電力は家庭に放電して家の電気として利用できます。
長距離ドライブの予定があるときは、事前に日時と必要な充電量をAiSEG3にセットしておけば、自動的にその目標量まで電気を貯めておいてくれます。
逆に「明日は車を使わない」という日なら、EVはまるごと蓄電池代わり。太陽光の余剰電力や夜間の安価な電力を使って満充電にし、夜間や非常時に家へ電力供給することも可能です。
AiSEG3がこのようなシステムと連携することで、EVを大容量バッテリーさながらに運用できます。
昼間は太陽光で車に充電、夜は車から家に放電といった具合に電気を融通し合えるため、電力会社から買う電力量を減らしつつ万一の停電時にも電気を使える安心感があります。AiSEG3のAIソーラーチャージPlus機能が、この充放電を自動制御してくれるので、ユーザーは意識せずとも車と家のベストなエネルギーバランスが保たれます。
もっとも、実際にV2Hを使うにはEV車両側も対応している必要がありますし、バッテリー寿命への影響など考えることもあります。
普及はこれからですが、AiSEG3は将来を見据えてEVエネルギー活用のプラットフォームも万全に整えていると言えるでしょう。
洗練されたデザイン – インテリアに溶け込むフラットUI
技術的な進化だけでなく、デザインや操作性もAiSEG3では大きく刷新されました。
パナソニックは「Archi Design(アーキデザイン)」というコンセプトで住宅設備のデザイン統一を図っていますが、AiSEG3もその一つとして住空間になじむフラットデザインを採用しています。

本体はシンプルでフラットなホワイト調。
従来モデル(AiSEG2)の表示画面はカラフルでしたが、新モデルではあえて落ち着いた単色系(モノクロ)表示に変更され、壁面になじむスタイリッシュさを重視しています。
リビングの壁に設置してもインテリアの邪魔をしない、シンプルで上質感のある佇まいです。
操作面では、UI(ユーザーインターフェース)の直感性が向上しました。
画面にはピクトグラム(絵文字アイコン)が多用され、一見して何の機能かわかりやすく表示されます。
例えば家のマーク、太陽光パネルのマーク、車のマークといったアイコンで、「今どこにどれだけ電気を使っているか」が視覚的に把握できます。
さらにメニュー画面を開くと利用可能な機能が一覧表示され、自分が設定済みの項目・未設定の項目が一目瞭然になる工夫もされています。
うっかり設定漏れしている機能があっても気づけるため、せっかくの便利機能を見逃さず使いこなす助けになります。

AiSEG3の7型タッチパネル画面。「電気の流れ」表示では、太陽光発電量(右)・売電量(左)・使用量(中央)をリアルタイム表示。下部には蓄電池(電池マーク)とEV(車マーク)の入出力も示され、AI制御中は「AI」アイコンが付く。各機能メニューもアイコン化され直感的。
例えば中央に現在の消費電力(使用量)が大きく表示され、右に太陽光の発電量、左に電力会社への売電量が示されています。
下段には蓄電池とEVのマークが並び、充放電中の電力(kW)が表示されています。各所に小さく「AI」の文字が見えるのがお分かりでしょうか。
これはAI制御が働いていることを示すアイコンで、例えば蓄電池やEVの充放電がAI判断で行われている場合に表示されます。
画面下部の「メニュー」ボタンを押せば、エネルギー関連以外にも照明やエアコン制御など様々な機能にアクセス可能です。
これら機能メニューもアイコン付きでリスト表示されるため、タブレット感覚で直感的に操作できます。
設置・施工にも配慮 – 簡単接続とスマート分電盤連携
AiSEG3はエンドユーザーだけでなく、設置工事を行う施工業者にとっても扱いやすく改良されています。
例えば新築時の設置では、これまでは現場にインターネット環境(無線LANルーター)が無い場合、施工業者が一時的にルーターを持ち込んでAiSEGと各機器を接続設定する必要がありました。
AiSEG3では本体に施工専用の無線LAN機能が内蔵されたため、ネット回線が未開通でもAiSEG3自身がハブとなって機器登録が可能です。
引き渡し後、家主が自前のWi-Fiルーターに繋ぎ替えれば設定内容は引き継がれる仕組みです。地味な部分ですが、工事の手間を減らすありがたい工夫と言えるでしょう。
さらに、パナソニックのスマート分電盤「スマートコスモ」との連携強化も見逃せません。スマートコスモは各回路の使用電力量モニタや太陽光・蓄電池との連動機能を備えた次世代型の分電盤ですが、AiSEG2までは接続後の回路設定変更がやや煩雑でした。
分電盤側の設定ミスがあると本体で再設定し、それをAiSEGにも再登録して…という二度手間が発生したのです。
AiSEG3では分電盤の回路設定をAiSEG側から直接行える機能を搭載し、設定変更時にスマートコスモ本体を開け直す必要がありません。
家中の電気の設定をAiSEG3の画面一つで完結できるため、施工後の調整がスムーズになります。
3. 従来モデル(AiSEG2)からの進化ポイント
ここで改めて、AiSEG3が前モデル(AiSEG2)からどのように進化したかを整理してみましょう。主な改良点は次のとおりです。
- AI制御の高度化
天気予報の活用範囲拡大(晴れ/曇りに応じた細やかな制御)、AI需要予測の高精度化、蓄電池制御パターンの細分化など、エネルギー最適化アルゴリズムが強化。結果、再エネ活用率76%を実現。 - 対応機器・連携の拡充
エコキュートの他社対応(パナソニック製以外とも連携可能に)、EVとの双方向連携強化(V2H運用への対応)。他社製スマート家電とのオープン接続も継続。 - シーン数増加
シーン制御の登録可能数が8から48へ大幅アップ。細かな曜日・季節別の自動運転設定が可能になり、ユーザーの手間を更に削減。 - UI・デザイン刷新
Archi Design採用によるシンプルでフラットな筐体デザイン。画面表示をモノトーン基調に変更し視認性と調和性向上。アイコン中心の新UIで直感操作が可能に。機能一覧表示で設定漏れ防止。 - 施工性向上
本体に施工用Wi-Fi機能を内蔵(工事時の仮ルーター不要)。スマート分電盤設定をAiSEG3から変更可能にし、施工後の調整が容易に。 - 需要家エネルギーサービスへの対応
将来的なデマンドレスポンス(需給調整)への対応予定。電力逼迫時に家庭で使用量を抑えるようなサービスにもソフト更新で参加できる見込み。
以上のように、AiSEG3はエネルギーマネジメント性能・使い勝手・拡張性の全てにおいてブラッシュアップされています。
前モデルAiSEG2自体が既に国内HEMS市場でリーダー的存在でしたが、その強みを伸ばしつつ弱点をしっかり補強してきた印象です。
4. 実際の暮らしでどう役立つ? AiSEG3活用シーン
ここまで技術的な話をしてきましたが、「で、AiSEG3が家にあると具体的に何が嬉しいの?」という点を、日常のシーンに即してイメージしてみましょう。
以下に、AiSEG3が活躍する典型的な場面をいくつか挙げてみます。
- 太陽光をムダなく活用して電気代節約
晴れた日中、太陽光で余った電力をAiSEG3が判断してエコキュートでお湯に蓄えたり、EVに充電。買電を抑えて電力会社への支払いを減らせます。雨の日は逆に深夜電力を活用して賢く充電。天気に合わせた自動エコ運転で光熱費ダウンに貢献。 - 「消し忘れ」「切り忘れ」ゼロの安心感
外出中に「あれ、エアコン消したっけ?」と不安になることはありません。スマホのHEMSアプリで家中の電気のオンオフ状態をチェックでき、もし付けっぱなしでもワンタップでOFFにできます。留守中の見守りにもなり、防犯・防災面でも安心です。 - 快適・便利なオートメーション生活
朝決まった時刻に照明とテレビがON、エアコンが快適温度に切り替わる「おはようモード」、逆に就寝時には一括OFFする「おやすみモード」など、暮らしのリズムに合わせたシーン設定で生活が時短・快適に。季節や曜日ごとに細かくシーンを使い分ければ、家が自動で動いてくれるような便利さです。 - EV・蓄電池で非常時も停電知らず
台風や災害で停電になっても、AiSEG3と連携した蓄電池・EVがあれば一定時間は普段通り家電が使えます。EVを蓄電池替わりに、冷蔵庫や照明に電力供給してくれるので安心。平常時もピークシフトや節電に役立ち、一石二鳥です。
このようにAiSEG3は、エコロジー(環境・省エネ)とエコノミー(経済性)、そして快適・安心のすべてを両立するためのサポート役として、日々の暮らしを支えてくれます。
「勝手に家のエネルギー消費が最適化される暮らし」が現実のものとなりつつあると言えるでしょう。
5. 製品仕様と導入について
それでは、AiSEG3のハードウェアや導入面についても簡単に触れておきます。
本体ハードは、大きく分けて7型モニター付きモデル(品番MKN7140/MKN7141)とモニター無しのゲートウェイ型(品番MKN706)の2種類があります。
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モニター付きモデルは据え置きや壁掛けで使えるタッチパネル画面つきの端末で、家の見える場所に設置して手軽に操作・確認できます。
MKN7140はコンセント電源仕様、MKN7141は壁内電源(埋め込み電源)仕様です。
一方、ゲートウェイ型MKN706はディスプレイがなく、小型の白いボックス状デバイスです(モデム程度のサイズ感)。
設置後は主にスマホアプリや他の連携画面(※)から操作することを想定しています。
価格は希望小売価格でモニター付きが約10万円前後、ゲートウェイ型が約6万円程度(税別)に設定されています。
※パナソニック製のテレビドアホン(インターホン)のモニター画面をAiSEG3のモニターとして兼用することも可能。例えば玄関子機と接続した7型ワイヤレスモニター付きテレビドアホンがあれば、それにAiSEG3の表示画面を映し出して操作でき、省スペースです。
接続できる機器については、基本的にパナソニックの創エネ・蓄エネ機器(太陽光発電システム、蓄電池、EV用充電器等)や住設機器(エコキュート、エアコン、照明、床暖房、分電盤、宅配ボックス、警報機器など)を網羅しています。
さらに前述の通り、標準化されたプロトコルを通じて一部他社製品とも連携可能です。
具体的な対応機器リスト(ホワイトリスト)は発売と同時に公開予定とのこと。
無線通信はWi-Fiの他、各機器との個別プロトコル(独自無線や有線接続)に対応しており、例えばスマートメーターとは920MHz帯通信(Wi-SUN)で電力データを取得、エアコンとは無線LANアダプタ経由で通信、エコキュートとはWi-Fi接続、といった具合に複数の通信手段を使い分けて機器制御しています。
難しく感じるかもしれませんが、ユーザーが意識する必要はありません。すべてAiSEG3が裏側でハブとなって繋いでくれるので、私たちはその上で統一された画面・アプリから操作すれば良いだけです。
導入方法としては、新築の場合はハウスメーカーや工務店に依頼すれば最初から組み込んでもらえるケースが多いでしょう(Panasonicの提携先も多数)。
既築住宅でも、太陽光や蓄電池を後付けするタイミングなどでAiSEG3を導入することは可能です。
設置や設定には電気工事士の作業が必要になるため、興味がある方はパナソニックのHEMS取扱店に相談してみるのがおすすめです。
6. パナソニックならではの価値と今後への展望
数あるスマートホーム機器の中で、なぜパナソニックのAiSEG3が注目に値するのか、最後にその独自の価値をまとめます。
- 家電から住設機器、創蓄エネ設備までを一社で網羅する総合力
パナソニックはエアコンや照明といった家電はもちろん、エコキュートや分電盤、太陽光発電システム、蓄電システム、さらにEV充電設備まで手掛けています。AiSEG3はそれら全てとシームレスに繋がるよう作られており、ワンストップでスマートホーム環境を構築できるのが強み。他社HEMSもありますが、ここまで総合的に住宅設備をカバーできるブランドは多くありません。 - 豊富な実績とデータによる信頼性
AiSEGシリーズは2010年代から普及が進み、累計で約24万件もの導入実績があります。こうした実地データをAI学習に反映できるのは、長年市場を牽引してきたパナソニックならでは。AiSEG2は主要ハウスメーカーにも次々採用され、2018年度には市場トップシェアを獲得したといいます。その成功の裏にはユーザー要望への真摯な対応と、他社とも柔軟に組むオープン戦略があったとのこと。AiSEG3も引き続きオープン性を保ちながら、データ活用とAI進化で抜きん出た存在となっています。 - 未来志向の拡張性
AiSEG3は現時点でも家庭内エネルギー最適化の先端を行く製品ですが、今後さらに進化が予定されています。例えばデマンドレスポンス(電力需給バランス調整)への対応。これは電力会社などと連携し、需給ひっ迫時に家庭側で一時的に消費を抑える協調動作のことです。AiSEG3はソフトウェアアップデートでこうした社会システムにも組み込まれていく計画。また、電気料金メニューの多様化(ダイナミックプライシング等)や新しい家電が登場した際にも、クラウドサービスやアプリ連携のアップデートで柔軟に対応できるでしょう。長く使い続けられるプラットフォームとしてのポテンシャルも備えています。
7. まとめ
エネルギーを自給し、賢く使う―そんなこれからの時代の暮らしにおいて、パナソニックのAiSEG3は頼もしい「家の頭脳」となってくれる存在です。
高度なAIが太陽光や蓄電池、家電を調和させておまかせ最適運転し、私たちの手間を省きつつ光熱費の節約や環境貢献にひと役買ってくれます。
しかも、その賢さは難しさを感じさせず、直感的に使えるスタイリッシュなデザインとインターフェースに包まれています。
まさに「古き良き暮らしに最新技術が寄り添う」ような、理想的スマートホーム体験と言えるでしょう。
太陽光パネル義務化の動きなども始まり、今後ますます家庭のエネルギー管理は重要になっていきます。
AiSEG3は、そんな時代における新たなスタンダードになる可能性を秘めています。
もしご自宅のエネルギーの使われ方に関心があるなら、そして快適でおトクなスマートライフを実現したいなら、AiSEG3を中核としたHEMS導入は大いに検討の価値があるでしょう。パナソニックが提案する「家の知能が進化する」未来のくらしを、ぜひ検討してみてください。
8. 参考URL
Keep Expanding Possibilities to Make Everyday Life More Fun!